準備について説明します。ですがその前にちょっと逆算します。4月に入学するとします。社会人ドクターも入学試験(審査?)があります。それが1月です。私の場合願書の出願が1月の1桁の日付でした。年明け早々です。
前のブログに、準備で半年と書きました。入学の前の年からの10,11,12月がスタートをきるのにとても大事な時期になります。私は11月頭に大学のHPから教授の連絡先を確認して、メールをしたことが、大学へのアプローチのスタートとなりました。
見ず知らずの大学教授にメールを書いたところがスタートとなります。緊張します(笑)。ですから、それなりの心の準備とバックグラウンドの準備が必要です。それを行うのが10月ということになります。
以下、プライベートな準備とパブリックに必要な準備に就て書きます
<プライベートな準備>
〇 時間は大丈夫か?3~6年
〇 お金 約200万円
〇 教授、会社、家族の理解
〇 大学との距離、生活動線
<パブリックな準備>
〇 研究室選定、研究分野選定
〇 募集要項の取り寄せ
〇 出願書類の確認
上記にめどがつけば、あとは気力で乗り切れます(笑)この章では1つ1つ具体的に見ていきます。また、自分の場合はどうだったか書いていきます。

<プライベートな準備>
〇時間は大丈夫か? これに関しては前のブログの最後を見てください。
〇お金 約200万円
社会人ドクターといえど、大学の学生です。学費がかかります。普通のドクターと同じようにかかります。私は国立大学の工学部でしたが、
入学料約30万円、授業料54万円/年 がかかり3年で合計約200万円かかりました。
これは募集要項にも書いてあり、実際終わってもほぼその額以上取られることはありませんでした。その他にかかる費用としては
・交通費、・大学同窓会などの勧誘 が来ます。がこれは人それぞれかと思います。その程度でした。
研究でかかる費用、学会交通費、研究室の備品、大学のインフラなどは、別途費用はかかりませんでした。
また、私は4年かかりましたので、ほおっておくと1年分余計に54万円払うことになっていました。しかし、ある程度研究の進みのめどがついたところで、大学で延長申請という手続きを踏むことができました。
これをおこなうと、申請をした時点から3年で卒業を想定したときの授業料を、延長して終了するまでの年で分割して分納するということができました。すなわち、払う額は増えない。という手続きでした。このような手続きもありましたので、金額の見込みとしては、ないかと思います。
このような手続きを新任の教授などだと理解していない場合もありますので自分で、延長するときにお金がかかるかは、気にかけておいたほうが良いかと思います。
これを安いと考えるか高いと考えるか、ですが、私の場合、研究室に自分のPCと机を用意していただき、文献が読み放題だったので、月5万円の家賃と考えて、仕事帰りにひたすら研究室で論文を読み漁りました。教授とのミーティングも月1回以上行い、毎月5万円のもとをとってやる!と思い、研究をしていました。そう考えると、妥当な額で、これで博士号へつながると考えると、良い自分への投資だと思えました。

〇教授、会社、家族の理解
研究には時間がかかります。時間をかけて勉強して偉いね~。などと、応援してくれるひともいれば、うらやむ人、ねたむ人もいます。柱は、大学と会社と家庭になると思います。ときとして、協力を得ないと進められない内容にぶち当たることはあります。
たとえば、国際学会発表や資格審査のような重要な日に確実に会社を休むとか、家族の行事で研究日程を調整するなど、あとは、会社の規定で社会人ドクターとしての研究対象として行っていい内容かどうか、などあります。ですので、コミュニケーションのスタンスをにめどをつけておく必要があります。
私の場合、入学のタイミングで、自分の会社の上司が、理解のあるかたでした。と同時に会社にもルールがあり、自分の会社の業務に支障がある内容はNG(例えば特許とか、仕事の時間とか)、でした。それは研究テーマ選びの時にクリアーにしました。
また、別に、副業をしているわけではないからと言って、会社に全く伝えずに行うと、こじれる場合もあるとおもいますので、最低限の仁義を通しておくのが良いかと思います。(会社ごとだと思いますので。。)
私は、上司には最初に説明しましたが、それ以外、学位をとるまで、ほかの人には大学に通っていることは知らせませんでした。仕事でへまをすると、大学行ってて疲れているからでは?と思われるのが嫌だったからです。ですので、学位取得を大事にしたいという思いから、仕事にも支障がないよう研究をつづけました。
また、家族の協力も大事です私は妻も子もいますが、妻に家事育児をしてもらっていたので、日曜などは積極的に家のことに時間をあてました。ここらへんも人それぞれかと思います。
〇大学との距離、生活動線
これはシンプルな話ですが、ボディーブローのようにじわじわ効いてきますので、ぜひ頭に入れておいてください。
会社に通勤しているひとが、帰りに大学まで行き、さらに家に帰るとなると、一苦労です。交通費も時間もばかにならないですし、疲労で事故など起こしたら、計画が狂います。
ですので、いつか博士号をとりたい、と思っている人は、もし会社の異動で転勤や単身赴任を命じられ、住む場所を選べる機会が来た時には、ぜひ、やりたい研究をやっている大学の近くに積極的に居を構えることをお勧めします。これは是非覚えておいてください。
また、コロナもあったため、オンラインでの会議なども定常化してきているかと思いますが、研究活動の中で、ミーティング等をいかにオンラインでできる研究室になるか、も、継続のに重要な観点かと思います。これは教授とよく話をしてみてください。いずれにせよ、研究生活導線の組み方は大事になります。
<パブリックな準備>
〇研究室選定、研究分野選定
当たり前ですが、その道の研究者になります。まず3年間、興味を持って進められる分野であること。これが大前提で、さらにはその先、生涯その研究を進めていくことも考えられますので、自分が本当に何の研究がしたいのか?は自分に問うてください。会社ではやりたくない仕事もやらなければならないと思いますが、研究こそ自分の自由意志で志すものだと思いますので、自分とよく話をしてもらえればと思います。
また研究室選定ですが、研究室も、博士学生募集というホームページを出している研究室もあれば、何も出していないところもあります。その場合は学会発表に足を運ぶと教授には声をかけることができるのでそこで、名刺交換をするのが切り口かと思います。私は前者でした。
したい研究の分野を研究している研究室のHPに掲載されていた教授のメールアドレスに、”初めてのメール失礼いたします” という、メールを書いたところから始まりました。そして時間が動き出した。。(笑)。という感じです。あのメールを送信したときのことは忘れられません。
そのあと、教授と打ち合わせをして、社会人ドクターとして学位をとりたい。自分はどのような者だ。ということを話ました。(ここはパターンはいろいろあるとおもいます。私の例です)タイミングは11月初旬でした。
そこで、研究室側も研究やっていけそうか?受けれてもよいか?ということの見通しをたててもらいます。私は募集を見ましたが、名刺交換からでも臆することはないと思います。なぜなら、教授の研究に関心があるということと、研究室側も社会人ドクターをとると研究室の予算がつくため、悪い話ではないことです。
どれくら、どっぷり関係を気づくかわかりませんが、門下生となるわけなので、大事な顔合わせかと思います。門をたたかないと、門は開かれるかわかりません。それで、意外とあっさり門は開かれると思います(笑)。ここはこれを読んでいただいている方の幸運を祈ります。
〇募集要項の取り寄せ
これは大学の総務課などに連絡をして取り寄せます。取り寄せずには出願ができません。募集要項の中に出願書類などが入っていますので、早めに取り寄せましょう。基本的に無料です。
〇出願書類の確認
研究室目途、上記の目途がついたら、出願書類の準備になります。おそらく11月から12月いっぱいの内容です。これらの目途をもって、会社に話をしたり、出身大学から成績証明書を取り寄せたりします。ちなみに私の場合を挙げておきます。
・受験票(顔写真付き)
・成績証明書・修士課程修了証明書(出身大学より)
・修士学位論文と要約書(なかったら要約書だけも良いかも。相談)
・TOEICのスコア
・研究計画書(これは入る予定の研究室と協議しておく)
・入学検定料払込書
・受験許可書(社会人Dr.なので勤務先の所属長サイン入り)
これらをそろえて1月第一週に出願しました。
(↓こちらもご参考ください)
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