令和版・社会人のドクターの取り方vol.5 大学での活動2,国内学会発表、国際学会発表、査読付き論文執筆

 メイン活動です。研究をして、発表をするわけです。

研究は各ジャンルによって、どのような研究計画に沿って研究をおこなうか、かなりバリエーションが異なりますので割愛します。ですがいずれにしても、研究計画に沿って実験したり、解析したりして、世の中にない、新規の、価値あることをまとめることが研究成果になります。

これの発表です。

内容は3つ

・国内学会発表
・海外学会発表
・査読付き論文のACCEPT

学位取得の最低ラインが上記が1回ずつでした。

私の大学の場合もそうでしたが、他の関東の国立大学の学位の最低ラインも同じでした。

ですが、大学によって変わったり、コースによって基準は変わるので、よく教授と話しをしてみてください。いずれにしても査読付き論文のアクセプトは、新しいものを研究して、世の中に公表したことの実績として最低限必要な内容ですので、どこでも1本は最低限必要です。

自分の場合は、それぞれ2回ずつで、最終的に次のステップの資格審査に臨みました。

学位授与に向けては最低限の内容だけそろっていれば審査にいけるというよりは、学位を授与するに値する研究成果をその人が残してきたかどうかです。ですので、最低ラインのそれぞれ1本だと、教授によっては納得して資格審査に進んでくれないこともあるかと思います。

そこはコミュニケーションと外部環境とにより詰めていくことになると思います。

外部環境とは、自分が仕事上、どうしてもここまでに学位がとりたい旨を打診しておくとか、大学の組織改編で、取得ルールが変わるのでそれまでにどうしても学位授与をすませたいとか、教授の退官が近いとか、別の大学への転籍が近いとか。などいろいろありますが、それは、その都度臨機応変に臨むしかないかと思います。企業の異動などと異なり一概に個人の実情無視でことが運ぶことはないと思います。

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それでは1つ1つ簡単にポイントを書いていきます。

1:国内学会発表

 言葉の通りですが、国内の学会で発表します。発表には、簡単に言うと次の3ステップがあります。エントリー、アブストラクトの提出、発表。です。

 発表者の発表は、学会の発表会(春季大会etc)においていわば商品です。学会発表を聞きに行くにはお金がかかりますが、学会で発表するのにはお金がかかりませんでした。(かかったとしても研究費ですが)。

 研究の成果が出つつある段階で教授と”この学会にだそう”、と話しを詰めることになります。研究室にもよりますが、手続きは基本的には本人が自分で行います。逆にそうすることにより、手続きをすれば学会で発表できるのだということの勉強にもなりました。

 エントリーはタイトルと内容を数行書いて提出します。先に書いたようにお金は発生しませんでした。

 エントリーで学会側でこの内容なら適当だということが決まると、カテゴリー分けとそれ以降のスケジュールの内容が知らされそれに従い進めます。

 アブストの提出ですが、社会人をやっていて、久しぶりの学会発表で面食らったのがここでした。学会ごとに、事細かくフォーマットが異なります。まあ、それもそうですね。それぞれの人が出したものを束ねて学会誌にするのですから。いちいち1人ずつ学会側で再編集などしてくれません。ですので、フォントのサイズ、フォントの種類、どこに何をかくか段落をどうするかまで、学会側が決めてきます。

これは国際学会発表、査読付き論文にも同じ傾向があります。

時にはフリーフォーマットで投稿して、先方で編集してくれる場合もありますが、レアだと思ったほうが良いです。これが結構微に入り細に入り、修正するのに時間のかかる内容です。

 発表準備は所定フォーマットでPPTを作って、発表します。会社のプレゼンとあまり変わりないかと思います。昔は学会発表は発表会場で顔を合わせてが、主でしたが、今はオンライン開催、ハイブリッド開催が主です。ですので、発表原稿をまるまるあたまに叩き込む必要もない場合がおおいです。

いずれにしても、普通のプレゼン学会発表も同じで、相手に内容が伝わるのが、主な目的なので、適切に、決められた時間で発表します。質疑応答が数分ありますので答えます。

エントリーから発表まで3か月から半年ほど時間がかかります。

2:国際学会発表

 国内学会発表と違う点は英語で書いて、英語で発表、英語で質疑に答えるということです。

 ちなみに、発表形式は国内外ともに、Oral(15分くらい皆の前で会議室で発表) と Poster(ポスターを壁に貼り、聞きに来た個人に説明をする。一人に5分程度、1hr程立っている)) の2種類があります。どちらも一長一短でどちらが良いというものではありません。いずれにしても1回の学会発表となります。

3:査読付き論文

 学会発表とは別に、分野の専門誌へ論文を投稿します。

その分野の専門家が新規であり研究成果として価値があるか審査します。これを査読といいます。

審査が完了して受理されることを”ACCEPT”といいます。

ACCEPTされるまでに突き返されます。その際に、こんなの研究としてだめだ、と言われるか、ここを直してくださいと、修正点を指摘されるかのどちらかです。

修正点を指摘されたら丁寧に修正して再提出します。修正点をしてきされたら、ちゃんとやれば基本的に最終的にはACCEPTされますので、根気よく修正しましょう。

査読を行ってくれる人はほぼ無料でおこなってくれますので、真摯にやり取りを行ないましょう。

ACCEPTされると、研究者として認められたことになり、資格審査へすすむことができます。

逆に留年したり、満期退学などとなる人はこのACCEPTが最後までされない人々がほとんどです。

査読付き論文のACCEPTこそが、博士取得の本丸です。心してかかりましょう。

vol6

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